インタビューリレー
東京マラソンを通じて生まれたつながりのストーリー
一生懸命な大人は、かっこいい 自分自身とのつながりのストーリー

「東京マラソンを通じて生まれた“人と人のつながり”のストーリー」をテーマにお届けするインタビューリレー 2nd Run。
今回は東京マラソンに初挑戦したことで「何歳からでも、人は変われる」ということを知った、かなさんの「自分自身とのつながりのストーリー」を紹介します。
走るたびに、自分の中で何かが変わった
「40歳までに一度くらい、フルマラソンを完走してみたい」
それだけの軽い気持ちで応募した2025年、東京マラソンに当選しました。それが、私の人生を動かすきっかけになりました。それまでランニングの習慣はゼロ。初フルの目標完走タイムは7時間でした。
そして、当選発表から約半年。走るたびに、自分の中で何かが変わっていきました。
それまでの私は、独身で、特別な趣味もなく、将来への希望も持てず、過食や心の波に振り回されながら、「生きていて楽しくない」と感じる日もありました。でも、走る時間だけは違いました。タイムでも、見た目でも、肩書きでもない。ただ、自分の足で前に進む。
最初は1kmも苦しかったのに、気づけば10km、20kmと走れるようになり、ネガティブだった思考が、少しずつ前向きに変わっていきました。
また、ランニングを通して仲間ができました。一人で自分と向き合う時間も、同じ目標に向かって励まし合う時間も、どちらも私にとって大切なものになりました。
そして何より、走っている自分のことを、少し好きになれていました。嫌いだった写真も、走っているときだけは気にならない。家族に「いい顔してるね、キラキラしてるよ」と言われたとき、胸が熱くなりました。
一生懸命な大人は、かっこいい。
そう思わせてくれたのが、東京マラソンです。
2026年は抽選に外れてしまいました。それでも沿道から見たランナーたちは、強く、美しく、まぶしく輝いていました。
挑戦する姿。
楽しむ姿。
諦めない姿。
東京マラソンは、ただの42.195kmではありません。誰かの人生を、もう一度走らせる力がある。私にとって東京マラソンは、完走の喜び以上に、“自分の人生を前に進めていい”と教えてくれた場所です。
またあのスタートラインに立てる日まで、私は走り続けます。
小さな積み重ねが、自信につながっていく
東京マラソンとの出会いを通して、私は「自分は変われる」ということに気づきました。それまでの私は何かに挑戦することも、自分を誇らしく思うこともありませんでした。しかし、走ることを始めてから、昨日の自分より1km長く、1分速く進めることに喜びを感じるようになりました。小さな積み重ねが、自信につながることを体感しました。
また、ランニングを通じて出会った仲間たちと励まし合う中で、「一人で抱え込まなくていい」ということにも気づきました。誰かと喜びを分かち合うことで、人生はこんなにも彩りを持つのだと知りました。
今では、「一生懸命な大人はかっこいい」と心から思えます。挑戦することを恐れず、自分の人生を自分の足で進んでいく。その姿勢を持てたことが、私にとって一番の変化です。
一歩踏み出すきっかけさえあれば、人生は動き出す

私はこのストーリーを通して、「何歳からでも、人は変われる」ということを伝えたいです。特別な才能や華やかな経歴がなくても、一歩踏み出すきっかけさえあれば、人生は動き出します。私にとって、それが東京マラソンでした。
もし今、自分に自信がなかったり、毎日が淡々と感じられている人がいるなら、小さな挑戦をしてみてほしい。走ることでも、何か別のことでもいい。
一生懸命になれる時間は、自分を肯定する力になります。東京マラソンは、誰かの人生を前に進めるきっかけになれる大会だと、私は信じています。