インタビューリレー

東京マラソンを通じて生まれたつながりのストーリー

「すべてのサポーターを応援する」その先へ― 東京マラソンとMastercardが育む、つながりのコミュニティ ―

「すべてのサポーターを応援する」その先へ― 東京マラソンとMastercardが育む、つながりのコミュニティ ―

「東京マラソンを通じて生まれた“人と人のつながり”のストーリー」をテーマにお届けするインタビューリレー 2nd Run。


今回は東京マラソン2025からオフィシャルパートナーとして大会を支えるMastercardのつながりのストーリーを紹介します。
マーケティング部スポンサーシップ担当の前原健吾さんとアドバイザー・クライアント・サービスの山﨑安那さんに東京マラソンをパートナーとして支えていくことで生まれた社内外の新たなつながりと変化、応援のチカラの価値、そして20回目を迎える2027大会への期待などについて伺いました。

スポーツを応援する人のために何かをしたい

――お二人が東京マラソンへどのように関わってきたのかを教えてください。

山﨑 私はMastercardのアドバイザーズ・アンド・コンサルティングサービスという部門で、主にお客さまに対して、どのようなキャンペーンがよいのか、またデータを分析しながら、どのような施策やカード設計が適しているのかといった点についてお手伝いをしています。東京マラソンには、2025大会にボランティアとして初めて参加しました。

前原 私はMastercardのマーケティング部でスポンサーシップを担当しています。当社のスポンサーシップには、東京マラソンをはじめ、MLBやマクラーレンMastercardフォーミュラ1チームなど、スポーツ分野のさまざまな取り組みがあります。私自身はもともとスポーツが好きで、それを応援している人たちのために何かできないかと思い、現在の職に就きました。最初に担当させていただいたのが東京マラソンです。この大会の一部に関わり、少しでも盛り上げていくことに貢献できていれば嬉しいなという思いで沿道の応援盛り上げなどを企画しています。

――前原さんはランナーとしても東京マラソン2025に参加されたそうですね。

前原 はい。途中はランとウォークを織り交ぜながらでしたが(笑)。
フルマラソンは何度か走ったことがありましたが、東京マラソンは初めてでした。2025大会からMastercardがパートナーとして大会を盛り上げていくことになったので、走る前の気持ちや当日に見えてくる景色をランナーの立場で経験し、それを翌年以降の大会に生かしたいと思ったんです。
実際に走ってみると、スタートからフィニッシュまでボランティアや運営スタッフ、沿道で応援している方々も含めて、本当に多くの人が関わっている大会だと感じました。ランナーの数も非常に多く、東京の街中でこれほど多くの人が走り、応援している光景はなかなか見られません。その一部になれたことが、とても楽しかったですね。ボランティアだと、また見える景色や視点が違いますよね?

山﨑 そうですね。私たちは、走り終えたチャリティランナーの皆さんを東京国際フォーラムの休憩所へご案内する係を担当しました。普段は学習支援のボランティアをしているのですが、スポーツボランティアは初めてで、熱気がまったく違いました。それがすごく楽しかったです。
ました。

社員がボランティア活動に参加、そこで得たものは

東京マラソン2026でボランティア活動を行った山崎さんの様子

――Mastercardが東京マラソンのパートナーとなってから取り組んできたボランティア活動で生まれた社内の新たなつながりとは。

前原 会社全体として東京マラソンに関わっていきたいという思いから、東京マラソンのボランティア参加の機会をいただきました。マーケティング部だけでなく、全部署で参加者を募集したところ、多くの社員が手を挙げてくれました。その中で、山﨑さんが率先してリーダーを務めてくれたんです。普段の業務では接点の少ないコンサル、営業、テクノロジー、サポート部門の社員とも斜めのつながりができたのは、とても良かったですね。ご家族やご友人と一緒に参加していた社員もいて、その人となりがより伝わってきました。

山﨑 社員のご家族やご友人と会う機会は普段ありませんから、「あ、この人は娘さんとこんなふうに話すんだ」といった一面を見ることができて楽しかったです。ボランティアを通じて話す機会が増えたことで、社員同士の距離もぐっと縮まりました。

前原 2026大会に向けたボランティア参加募集では、2025大会の約1.5倍の社員から「参加したい」という声が上がりました。

山﨑 新たなつながりとして感じるのは、昨年大会のボランティアをきっかけに、参加したみんなで話す機会が増えたことです。社内のコーヒースペースですれ違った時も、以前は挨拶程度だったのが、「今年もまたボランティアするんですか?」とか「一緒に参加したお子さんの様子はどうですか?」といった会話が生まれるようになり、距離が縮まったなと感じています。
東京マラソンでの経験を通して、社員同士の会話も盛り上がりますし、他のチームの人たちと共通の“頑張った経験”を持てたことは、良い思い出になっています。そのおかげで、まったく別の仕事で一緒になった時も、気兼ねなく何でも話せるようになりました。

――単に東京マラソンのパートナーとして大会をサポートするだけでなく、社内にも相乗効果が生まれているようですね。

前原 東京マラソンのパートナーをさせていただくことになったのをきっかけに、社内のランニングコミュニティがより活発になりました。どこかのマラソン大会に一緒に出場するだけでなく、代々木公園に走りに行って、その後に飲みに行く、といったこともするようになりました。
それがランニングにとどまらず、テニスやフットサルなどのコミュニティにも広がっていて、東京マラソンをきっかけに、スポーツを通じた新しいコミュニティが社内に生まれ始めています。僕自身は、ランニングとテニスのコミュニティに参加しています。

山﨑 確かに、スポーツのコミュニティは増えてきましたよね。ちなみに私はフットサルの見学です(笑)。応援することが好きなので、見学と応援専門で。

東京マラソンをきっかけに広がるコミュニティ

――Mastercardをきっかけに東京マラソンを通して生まれたつながり

前原 「応援」をより促進したいという思いから、いくつかの応援グッズを制作しました。これまでに、応援したいランナーの顔写真を大きなパネルにした「BIG HEAD」、叩いて音を出すサンダースティック、家族や友人ランナーへの応援メッセージボードの作成など、応援をより盛り上げるためのグッズを用意しました。
東京マラソン2025では、大会当日の沿道に設けた「ランナー応援カフェ by Mastercard」では、メッセージカードを配布しました。ランナー応援カフェでは応援に来ている方同士の交流も見られ、新たなつながりも見られました。

山﨑 取引先の皆さんやグローバルオフィスのメンバーからも、東京マラソンの話題がよく出るようになりましたよね。

前原 東京マラソンを走ったことがある社員は東京だけでなく、グローバルのオフィスにも多くいます。それこそ、パートナーになっていなければ接点のなかった社員たちとのつながりが生まれたと実感しています。例えば、ニューヨークシティマラソンに出場した際、現地で東京マラソンを走った社員に会いに行ったこともありました。

山﨑 カード会員さま向けの東京マラソン出走権キャンペーンなどで協業できているのは、お役に立てている部分もあるのかなと思います。2026大会を通じて様々な国の様々な企業とコラボレーションすることができました。東京マラソンがなければ、Mastercard Japanとしてつながりが生まれなかった関係も多いと思います。そうした新たなつながりが世界中に広がっているのを感じますね。

東京の街で主人公になれる瞬間を、より盛り上げていきたい

――「応援」は、東京マラソンのパートナーを務めるにあたって、Mastercardが大切にしてきたキーワードの一つだと思います。この価値を改めて感じた瞬間はありましたか?

山﨑 走り終えて疲れているはずのランナーの多くが、私たちボランティアに向けて「ありがとう」と声をかけてくれたことですね。海外ランナーの皆さんも、日本語でそう言ってくれました。私たちはお礼を言ってほしくてやっているわけではないのに、「こんなふうに言ってもらえるんだ」と嬉しくなりました。むしろこちらの方が「もっと頑張ろう、ありがとう」という思いになりました。

前原 僕はランナーとして東京マラソン2025に参加し、5時間半かけて最後まで走ったり歩いたりしながら、何とか無事にフィニッシュしました(笑)。沿道の皆さんの応援があったからこそ最後まで走り切れたと思っています。5時間以上も応援され続ける経験は、なかなかありません。その後、ロンドンやニューヨークシティマラソンにも参加しましたが、多くの声援を受ける中で強く感じたのは、「主人公になれる」という特別な体験だということです。
東京マラソンは人気も高く、走ること自体が貴重な機会です。だからこそ、ランナーが東京の街で主人公になれる瞬間を、より盛り上げていきたい。そのために何ができるのかを考えながら、2027年の20回大会をともに盛り上げていきたいと思っています。

――パートナー企業として東京マラソンを支える意義、得られた気づきなどについてはどのように考えていますか?

山﨑 2025大会のボランティア活動を通じて、「まったく知らない人を応援する」という、これまでになかった体験を持ち帰ることができました。同じ経験をした仲間が社内にいることで、大会後も振り返って共有できています。2026大会では、ボランティアに参加する社員も昨年より増えていました。誰かを応援するという体験、その価値が社内でも広がっていくのは素晴らしいことだと思っています。

前原 Mastercardとしては、「情熱で人をつなぐ」ことをテーマに、スポーツをはじめ、音楽やアートなどさまざまな分野を支援しています。東京マラソンが掲げる「東京がひとつになる日。」というコンセプトは、当社が目指す方向性と重なっています。東京マラソンは、まさに「情熱で人をつなぐ」ことを体現できる場だと思います。
また、キャンペーンを通じて取引先や、その先にいるカード会員の方々にも価値を届けられている部分があるのではないかと思います。そして、応援グッズの制作などを通じて、「世界一エキサイティングな大会」を目指す東京マラソンの一助になれていれば嬉しいですね。

山﨑 Mastercardは金融だけでなく、データ分析などのコンサルティングサービス業務も行っています。私の仕事の中でも、「東京マラソンのパートナーをやっているんですよね」「Mastercardロゴを見ました」と声をかけていただくことが増えました。東京マラソンのような大きな大会と一緒に活動することで、これまであまりMastercardを意識していなかった方々にも伝わるんだな、という気づきがありました。
同じように、私が参加している社会人サークルや友人との会話の中でも、東京マラソンの話題が出ることがあり、認知の力の大きさを実感しています。国際決済ネットワーク・ブランドとして関われていることを、改めて誇らしく感じました。

2027大会は集大成となるような取り組みを

――2025大会の経験を踏まえ、2026大会に向けて取り組んだこと教えてください。

前原 東京マラソンは「ランナーが主人公になれる日」だと思っています。Mastercardとしては、より応援が盛り上がるように、そしてランナーが主人公になれる特別な一日を楽しめるように、2025大会以上に応援グッズや東京マラソンEXPOを通じて盛り上げられるよう工夫しました。

山﨑 私はボランティアとして、昨年の経験を少しでも生かしたいと思って活動しました。「ここはこうした方がいいですよ」と、先輩風を吹かせながら(笑)。東京マラソンでのボランティア経験を今後も社内で共有し、広げていきたいと思っています。

前原 そうですね。ランナーとして参加した社員、ボランティアとして関わった社員、海外から参加した社員も含めて、社内でより交流が広がっていくといいなと思っています。

――そして来年は20回目となる節目の大会です。2027大会に向けて、期待していることはありますか?

前原 まずは2025大会の経験をもとに、2026年はどこまでできるかチャレンジする大会となりました。今回の手応えを踏まえて、2027年は20回目をお祝いするような、集大成となる取り組みができればと考えています。そして、東京マラソンが掲げる三本柱の一つである「世界一エキサイティングな大会」は、私たちが目指していることと重なりますので、今後も大会を盛り上げる施策を進めていきたいですね。

山﨑 Mastercardは、人と人とのつながりや体験を、決済を通して良くしていくことを大切にしているブランドだと、個人的には思っています。東京マラソンも、多くの人とのつながりや体験が得られる大会です。昨年は、ランナーがフィニッシュ地点に来るまでの間、街中の人たちとおしゃべりしながら交流を楽しんでいました。そうしたつながりを実感できる一日だからこそ、その体験をさらに深めていけたらと思っています。

――最後に、ランナー、応援する人、ボランティアなど、東京マラソンに関わるすべての人へメッセージをお願いします。

前原 Mastercardとしては、ランナーとして走っても、沿道で応援しても、ボランティアとして参加しても、それぞれが楽しめるような企画を用意しています。20回大会となる東京マラソン2027も楽しみにしていてください!

山﨑 ランナーが走り終えた後の表情は本当に素晴らしくて、疲れよりも充実感が勝っているような笑顔だと感じます。応援する側も、その気持ちを受け取って「自分も頑張ろう」と思えるはずです。東京マラソンはそうした経験ができる貴重な場だと思っています。そしてその経験を社内でも共有することで、Mastercardの成長に活かすことで還元できることができるのではないかと考えています。これからもボランティア活動を通じて、東京マラソンを応援し続けたいと思っています!

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